昨年度,文部科学省より「スーパー食育スクール事業」の指定を受け、研究を進めてきました。これまでの取り組みの様子についてお知らせしたいと思います。
学習意欲の向上を目指す 食に関する指導の在り方(2年目次研究)
毎月19日を「食育の日」として月に一度発行します。
4月号 5月号 6月号 7月号 9月号(表面) 9月号(裏面)
10月号 11月号 12月号 1月号(表面) 1月号(裏面) 2月号
日時 | 内容 | 場所 |
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6月22日(月) | 第1回SSS公開授業 | 村上小学校 |
12月 2日(水) | 研究発表会 ・公開授業 2年2組 生活科 4年2組 学級活動 6年1組 家庭科 ・全体会 ・研究協議会 |
村上小学校 |
2月12日(金) | 第2回推進委員会 | 村上市教育情報センター |
1・2月の生活目標は「感謝の気持ちを伝えよう」です。そこで,毎日美味しい給食を作ってくれる調理員さんに感謝の気持ちを伝えて喜んでもらうにはどうしたらよいか考えました。調理員さんのことをよく知るために,調理員さんの「作る仕事」と「片付ける仕事」を写真やビデオで見たり,栄養教諭からのお話を聞いたりしました。そこから,片付けが悪いと調理員さんの片付ける仕事が大変になることを知りました。今までの片付け方はどうだったのかをふり返りながら,これからどんなことに気をつけて片付けをしていくのか,一人ひとりめあてを立てました。この日に立てためあてに一週間取り組み,毎日ふり返りをしました。調理員さんに喜ばれる片付け方をこれからも続けていってほしいです。
子どもたちが,1年を通じて学習してきた「野菜」。学校近くで開かれている市で苗を買い自分たちで育てたり,栄養教諭に野菜の働きや調理の仕方を教えてもらって調理したりとたくさんの体験をしてきました。この日は,これまで自分たちが学んできたことや取り組んできたことを,1年生に発表するための準備をしました。夏野菜パーティーや調理実習の様子,栽培活動の中でびっくりしたことやうれしかったことなどをを劇や紙芝居にしたり,クイズを考えたりと,それぞれの伝えたい方法で内容を話しあったり練習したりしました。上手に1年生に発表できるといいですね。
学校医さんから「よく噛まないで食べている人が多い」というお話を聞いた子どもたち。この日は,よく噛んで食べるためにはどうしたらよいかを考えました。栄養教諭から,よく噛んで食べるためのコツや給食でもよく噛んで食べるための工夫がされていることを聞き,一人一人ががんばることを考えカードに書きました。次の日からの給食時間から皆で取組を始めました。たくさんの保護者にも参観していただき,学校と家庭で連携して,子どもたちの「噛む」ことへの意識を高めることができました。
これまで,家族への想いをこめて弁当を作るために,栄養教諭から1食分の食事の栄養バランスについて教えてもらったり,材料の準備や調理計画を立てたりしてきた子どもたち。この日は,保護者の皆さんにも協力していただきながら実際に弁当を作り,互いに見たり試食したりしながら,家族に楽しんで食べてもらうにはどうしたらよいか考えました。子どもたちの,家族への想いのあふれる弁当ばかりでした。冬休みの本番が楽しみです。
「食品ロス問題」というのは,賞味期限切れの食品や食べ残し,野菜の皮やへたなど,食べられるのに捨てられてしまっている食品が,日本では年間800万トンあるというものです。
学級活動の時間に、すききらいしないでバランス良く食べることが、健康な体を作るために大切であることを学習しました。自分たちの苦手な物は緑のグループが多いことを、アンケートの結果や給食の残量バケツの中身から確認しました。そこで栄養教諭が「赤・黄・緑」のグループの働きを教えました。学習して分かったことやこれからの目標をお家の人へ手紙で伝え、後日励ましの返事をもらいました。これから少しでもバランスよく食べようとする意欲をもってほしいです。
学級活動の時間に、バランスの良い朝ご飯を食べるための作戦を立てました。栄養教諭から「主食」「主菜」「副菜」の働きと大切さを教えてもらい、また、自分でも準備できる料理も紹介してもらいました。子どもたちは自分たちの朝ごはんをふり返りながら、バランスのよい食事のために足りていない品目を考えたり自分で用意できる食事を考えたりしました。この日立てた作戦は、9月末からの「8つの生活にチャレンジ」の中で取り組みました。
はしを正しく持つことのよさを栄養教諭から学んだ後、正しく持つための練習をしました。正しく持つためには、@上のはしだけで鉛筆持ち A数字の1を書くように動かす B下のはしを入れて上のはしとカチカチする という3ステップで1つ1つ確認しながらやってみました。学校ではスポンジを皿から皿へうつす練習をしましたが、家庭でも紫花豆や大豆をうつす練習を行い行いました。正しい箸の持ち方が身に付くように普段から意識してほしいと考えています。
春から育ててきた夏野菜の観察発表会を開きました。花や葉や実の色や形はどんなでしょう。観察した結果を発表し合い、野菜のひみつ博士と称した栄養教諭から、トマトパワー・なすパワー・オクラパワー・きゅうりパワーの話を聞き、健康な体を作る大切さを知りました。夏休みも家庭に持ち帰り、野菜のお世話を続けて家族と一緒に食べて暑い夏を元気に過ごそうと誓いました。
脳卒中,心臓病などの生活習慣病予防の学習において,児童の身近なお菓子やジュースの飲み方について取り上げて学習しました。パッケージに付いている栄養成分表を比べることで,食べ過ぎるとと糖分,油分,塩分の摂りすぎになることを学びました。またジュースを冷やすと甘みを感じにくくなることを体験し,糖分の摂りすぎにつながることを学習しました。
毎日おいしく食べている給食には,いろいろな工夫がかくされています。その中から,「ひみつ1 たくさんの食材が使われている」「ひみつ2 肉だけでなく魚や卵,豆腐や大豆が順番に使われている」「ひみつ3 旬の食べ物が使われている」ことを学びました。これからも、どんな工夫があるのか、どんな旬の食べ物があるのか、いろいろな食材に関心をもっていきたいと思います。
食事のマナーについて考えていくことを通して、その背景にある相手を思いやる気持ちに、礼儀の意義や価値を学びました。昔から伝わる箸のマナーについて栄養教諭からその由来を伝えられると、子どもたちは納得した表情をしていました。
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